レユニオン島はまさに「くだもの天国」です。温暖な気候と肥沃な火山性土壌のおかげで、さまざまな種類のフルーツが育ちます。熱帯と亜熱帯の植物が共存するこの島ではフランス本土では見かけないような珍しいフルーツも多く、観光客や地元の人々を魅了しています。
レユニオン島のフルーツの種類は多岐にわたります。両隣のマダガスカルやモーリシャスから持ち込まれたものも多く、さらにはアフリカ、インド、東南アジア、南アメリカといった世界各地から導入されたものが根付いています。そのためスーパーや市場には日本では見かけないようなフルーツも多くトロピカルフルーツの楽園とも言える光景が広がっています。
またレユニオン島には「Jardin Créole(ジャルダン・クレオール)」と呼ばれる伝統的な庭があります。これは島の歴史を反映した庭で、さまざまな原産地の植物が植えられています。もともとは植民地時代に始まりクレオール文化の影響を受けながら進化してきました。現在ではジャルダン・クレオールは食用植物や薬草を栽培するだけでなく観光スポットとしても人気があります。
レユニオン島では、これらのフルーツが市場や路上の屋台で手に入り、地元の人々は日常的に楽しんでいます。フルーツの栽培は島の経済にも貢献しており、一部の品種はフランス本土にも輸出されています。
また、レユニオン島のフルーツは単にそのまま食べるだけでなく、ジュース、ジャム、アイスクリーム、タルトなど、さまざまな形で味わうことができます。例えば、マンゴーやパッションフルーツを使ったソルベは暑い日にはぴったりですし、タマリンドの酸味を活かしたソースは料理にもよく合います。
このようにレユニオン島はフルーツの宝庫であり、訪れる人々にとって新しい味覚の発見がある場所です。ぜひ市場やジャルダン・クレオールを巡り、トロピカルフルーツの魅力を存分に味わってみてください。

日本でも知られているフルーツ
BANANE(バナナ)
BIBASSE(ビワ)

CARAMBOLE(スターフルーツ)
COCO(ココナッツ)
FIGUE(イチジク)
GOYAVE(グアヴァ)
PAPAYE(パパイヤ)
TAMARIN(タマリンド)
サヤの中にペースト状の果肉が入っており甘酸っぱい味が特徴。ジュースやジャム、ソースに利用されることが多く、料理のアクセントとしても使われる。
RETCHI(ライチ)
日本で知名度低いか知られていないフルーツ
BILIMBI(ビリンビ、ナガバノゴレンシ)

CANISTEL(カニステル)
CERISE À CÔTE(ピタンガ)
CERISE DU BRÉSIL(ブラジルチェリー)
COEUR DE BOEUF(クール・ドゥ・ブッフ)
CORONILLE(コロニユ、コスタリカのゴヤビエ)
GIREMBELLLE(スュレル)
GOYAVIER(ゴヤビエ)
GROSEILLE DE CEYLAN(セイロンのグロゼイユ)
JABOTICABA(ジャボチカバ)
JACK(ジャックフルーツ)
世界最大の果実として知られゴツゴツした緑色の皮が特徴。未熟な状態では野菜のように調理されることもある。
JAMBROSADE(ジャンブロザード、アップルローズ、日本名:フトモモ)

JAMALAC(レンブ)
LONGANI(ロンガニ、竜眼、リュウガン)

OLIVE DE MAURICE(モーリシャスのオリーヴ)
POMELO(ポメロ、シャデック、大きなグレープフルーツ)
PISTACHE ARBUSTE(ピスタッシュ・アルビュスト)
PITAYA(ピタヤ、ドラゴンフルーツ)
外皮は赤や黄色で果肉は白や赤のものがあります。みずみずしく甘さ控えめで爽やかな味わい。

POMME DE LAIT(ポム・ドゥ・レ)
PRUNE MALGACHE(マダガスカルのプルーン)
PRUNE PAYS(レユニオン周辺のプルーン)
RAMBOUTAN(ランブータン)
ライチに似たトロピカルフルーツで外皮には赤いトゲトゲがついている。果肉は半透明でジューシーで甘酸っぱい。
SAPOTE NOIRE(サポット・ノワール)
SAPOTILLE(コロソル)
VANVANGUE(ヴァヴァング、タマラン・スュクレ)
ZATTE(ザット、ポム・カネール、バンレイシ)

ZÉVI(シテール)
最終更新日:2025年3月26日