インド洋南西、マダガスカルの東隣にあるレユニオン島。
アフリカ大陸の近くに位置しながらも「フランス国内」であるこの島をご存知の方は決して多くないでしょう。
なぜならレユニオン島について書かれた日本語観光ガイドブック等は皆無に等しく、現地在住日本人はわずか20名程。また訪れる邦人も極端に少ないからです。そのためレユニオン島が日本人に知れ渡る事はなかなかありません。

現地情報をリサーチしても断片的なものしか見つからないと思います。
元々レユニオン島については公用語のフランス語以外での詳細情報が乏しく、もちろん日本語情報として未だ全貌が明らかになっていません。

そのような状況の中でもフランス語圏に興味のある方や文化的好奇心が旺盛な方、名産品であるラム酒好きの方、この島発祥の音楽MALOYA(マロヤ)好きの方などには一目おかれる島です。

「いや、それにしても情報が足りなすぎる。もう少し総合的にレユニオン島の事を知りたい。そして、できればいつか行ってみたい」

本書はそんな方のために制作中です。

島内中央、標高約1200mにある町 Cilaos(シラオス)

前述の通りレユニオン島はインド洋にありながらフランス共和国の一部(フランス海外県)であり、ヨーロッパの一部でもあります。その証拠にユーロ紙幣にも(すごく小さくですが)レユニオン島の形が描かれています。フランス本土から遠く離れていながらもフランスの一部である南の島──。
あえて日本で例えるなら、とても遠方に位置する沖縄県のような地域です。

レユニオンを代表するクレオール料理 Rougail Saucisses(ルガイユ・ソーシス)

レユニオン島は日本からそう気軽に行ける場所ではありません。また、島内の公用語はフランス語かクレオール語。英語は通じにくく、移動手段は車のみ。
このようにいくつかの壁が立ちはだかります。
それらの壁を少しでも低くする事、それが本書の目的です。
レユニオン島在住である著者の経験に基づき、できる限り実用情報を入れて制作中です。同島をさらに知っていただくため、またご滞在時のお供としてお役に立てれば幸いです。

インド洋にある未知なるフランスの島で一体どんな体験が待っているのか?是非訪れてみてください。

※「インド洋 レユニオン島 2026」は2025年秋に電子出版予定です。
本の中に盛り込んでほしいレユニオン島情報などのご要望がございましたらぜひご連絡ください。

 

最終更新日:2025年2月12日