レユニオン島(La Réunion)という地名を聞いて、その場所が思い浮かぶ人は決して多くはないでしょう。インド洋の西の果て、マダガスカル島の東隣に浮かぶ神奈川県ほどの面積の島。それがレユニオン島です。
フランスの海外県でありながら、アフリカやインド、ヨーロッパなどの文化が穏やかに交わり独特の調和を見せています。けれども、この魅力あふれる島について日本語で読める情報は非常に少ないのが現状です。インターネットで検索しても断片的な記事が多く、交通や観光地、治安といった実用情報を探すのに時間がかかるうえに、果たしてどのくらい信憑性のある内容なのかも判断しにくいかと思います。また、現地ではフランス語とクレオール語が話されるため言葉の壁や文化の違いに不安を感じる方も多いでしょう。
本書ではそれらを解消すべく情報をまとめて体系化していきます。
著者はフランス海外県・準県の現地情報を日本語で整理し、訪問者が安心して旅を計画できるようにすることをライフワークとしています。現地での生活経験と実際の取材をもとに、島へのアクセスや交通手段、エリアの特徴、気候、食文化、そして安全面まで、できるだけ具体的に紹介しています。その目的はレユニオン島を訪れたいと思った時にまず最初の壁を低くすること。おすすめの場所や行き方を調べる手間を減らし、現地で迷う時間を少なくし、旅の一日一日を自分の時間として楽しめるようにすること。そのための実用的なガイドとしてこの一冊を作りました。
レユニオン島は数ある南国の島の中でも他と一線を画します。生きた火山の息吹や三千メートル級の山々、三つの圏谷(カルデラ)とそこで暮らしている人々、数多くの滝、高原の村、そしてリゾートビーチや繁華街などが島内に共存しています。ここでは自然と文化、その両方が主役です。まずはこの本を通して、島の全体像をつかんでみてください。旅の準備が整えば、レユニオン島はもっと身近な場所として感じられるはずです。 あなたの旅が、安全で、豊かで、心に残るものとなりますように。


※『インド洋 レユニオン島 2026』は2026年2月に電子出版予定です。
本書に盛り込みたい内容や現地情報に関するご要望がありましたら、ぜひお寄せください。
最終更新日:2026年2月3日